草木染め

台所で気軽に木綿・麻の草木染めを楽しむ


  草木染めをするには、染料がある程度の量必要になる

  空き地や道端などで邪魔物扱いされている、雑草を染料として利用すると気軽に草木染めを楽しめる。

  アクが強い物、薬草や山菜として食されているものは染料として使えると思う。
  フキノトウ タンポポ よもぎ ゲンノショウコ ススキ どんぐり…

  同じ条件でも季節や場所により微妙な色の違いが生まれ、計算できない面白さがある。

ホームへ


アイの乾燥葉
ヤシャブシとキハダ
アイの乾燥葉
ヤシャブシとキハダ


木綿 麻の草木染め

    植物で煮染めする

            ◆ ステンレスかホウロウの容器に、ザク切りした植物とかぶる程水を入れ1時間煮だし、
                これを布で漉す。(3番煎じ位まで使用してよい)

            ◆ 染める物の重さの20倍の液(染め液が足りない時は水をたす)を火にかけ、
                30度になったら汚れや糊などをよく落とした糸や布を液に入れる。

            ◆ 最初の3分間は、長い木の棒などでむらのならないように液の中でよく繰る。
                1時間位時々繰りながら煮沸する。
                液が冷めたら水洗いをしてしぼる。

    媒染をする。 (発色と繊維に吸着させる)

            ◆ 薬品は人体にも比較的安全なミョウバンか木酢酸鉄を使用。
                色は、ミョウバンがオレンジから黄色 鉄がグレーからオリーブ色になる。

            ◆ 染める物の重さの20倍の湯で溶かした3%の生ミョウバンを入れる。
                (木酢酸鉄は3%以下)

            ◆ 火にかけ30度になったら染める物をいれ30分位繰りながら煮沸する。
               液が冷めたら水洗いの後、脱水し陰干しにする。

               濃い色にしたい時は、上記の工程を繰り返す。
                 (染め液は2,3度利用してもよいが、色が濁ることがある)


    無媒染について

            ◆ 薬品を使用しないで染色すると、日光、摩擦、自然退色などの堅牢度が問題になってくる。

                ウールやシルク等の動物性の繊維は草木染めに適しているが、植物繊維は染まりにくく
                下染めにタンパク質を補ったりする。

            ◆ アイヌの人たちは、草木の繊維を薬品を使わずに染色を行っているのは、鉄分の多い沼などに
                漬けたり、温泉に浸して染めていた。
                主にハンノキの内皮で赤(赤褐色)、オニクルミで黒(紺)。

                濃く煎じた染め液で時間をかけて染色すると、濁った色であっても堅牢度が良く時間の
                経過と共に深い味わいが出てくるような気がする。

            ◆ 身近に沼や温泉はないが、なるべく薬品を使用しないで草木染めをおこなっていきたいと思う。








藍の生葉染め


  毎年5月に蓼藍(タデアイ)の種を畑に蒔き、8月に生葉染めを楽しむ。

  本来は苗床で育て5月頃に定植し、何度か葉を刈り取って利用した後、花を咲かせ種採りをするが、
  半畳くらいの場所に条蒔きしそのまま育てても、染めを1回行う量は採れる。

  種は大きな園芸店や通信販売で手に入る。


                      藍の生葉で木綿 麻を染める
             材  料
 麻糸
 藍の葉
 水
 ハイドルサルファイト
 炭酸カリ
  200g
  450g
  8リットル
  25g
  20g

             (薬品は染色材料を扱っている手芸店等で入手でき、比較的人体に安全なもの)

藍の葉
  藍は茎を取り除き葉だけ使う   ミキサーに葉と水を入れる
3 10秒程かくはんすると
緑色の液体になる
藍の花
    布で漉し、液と葉に分ける     5 薬品を入れ、5分程で泡が
      青くなると染めることができる
 液から上げてすぐは緑色
空気で酸化すると
水色になる
藍染麻糸
藍の花
テーブルランナー
    7 水色に染まった麻糸      8 藍の花 (10月の庭で)
 10年経過した2重織りの
テーブルランナー
色あせは少ない



   藍の葉を茎から外す。

2・3 ミキサーにかくはんできる量の葉と水を入れ、10秒前後まわす。

   袋にした布かストッキング等で漉す。
    分量の水が余った時は、2度葉をミキサーにかけても良い。

   染め液にハイドロサルファイトと炭酸カリを入れ、木の棒などでよく撹拌する。
    5分位でもう一度軽く撹拌し、青い泡が出ると染めることができる。

   糸を液の中に5分繰りながら入れる。
    5分たったら、絞ってさばきながら良く空気を入れ酸化させる。
    これを2,3回繰り返し、最後に水洗いし陰干しをする。

    薬品の分量は染め上がりの色に影響するので、好みに応じて加減するとよい。
    また天気の良い日中に行うようにする。






ホームへ 戻る 染め織へ